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バッテリー上がりといっても原因は様々ですが「自動車にしばらく乗っていなかった」「ライトをつけっぱなしにしてしまった」等の後に車に乗ろうとして、エンジンがかからないという場合は電気の使い過ぎによるバッテリー上がりが疑われます。
単に電気を使いすぎてバッテリーが上がっただけなら、近くの自動車に助けを求めて凌げます。救援車とトラブル車のバッテリー端子をつなぐブースターケーブルが必須になるので、車に備えておく様にしましょう。自動車用品店で購入できます。
救援車とトラブル車のバッテリー端子をつなぎ電力を拝借するジャンプスタート。ケーブルさえあれば誰でもできますが、救う側も救われる側も最悪炎上する危険な作業ということを認識し、気合いを入れて取り組みましょう。(参考)嫌でも気合いが入るジャンプスタート事故のページ
ジャンプスタートは作業は簡単ですが、非常に危険を伴います。 細心の注意で作業しましょう。トラブル車の持ち主と救援車の持ち主とで、一緒に作業開始から終了までの手順を確認し、手順毎に声をだして実施していく様にしましょう。
ケーブルを接続し間違えると、最悪の場合救う側の車も救われる側の車も炎上する可能性があるので、同乗者は車から降り十分な距離をとってもらう様にしましょう。チャイルドシートのお子さんを車中に残すという事は絶対に無い様に。貴重品も車中から持ち出しておきましょう。
ケーブルがまだ何とも接続されていないこと、ケーブルが金属などに触れていて思わぬショートを引き起こす状態でないことを確認します。
ケーブルをつなぐ前に救援車のエンジンはONの状態にしておきます。
まず、赤いケーブルをバッテリーが上がったトラブル車のプラス端子(赤)に接続します。
次に、赤いケーブルのもう一方を救援車のプラス端子(赤)に接続します。
赤ケーブルの接続が終わったら次は黒ケーブルです。黒いケーブルを救援車のマイナス端子(黒)に接続します。
黒いケーブルをトラブル車のエンジンブロック(エンジン周辺の金属部分)へ接続します。間違えてマイナスにつないでしまったという場合は慌てずエンジンブロックに接続し直しましょう。
トラブル車のマイナス端子でなくエンジンブロックに接続する理由は、ブースターケーブル接続時に"パチっ"と火花が発生(スパーク)するのですが、バッテリー充電中に発生する水素ガスに引火して爆発が起こる危険性を回避するためです。
救援車のアクセルを踏み、救援車のエンジン回転数を上げ(1500~2000回転)て電力を確保します。
トラブル車のエンジンを通常の方法でかけてみます。エンジンがかかりそうになったらアクセルを踏んで後押しします。無事にエンジンがかかれば成功です。
エンジンがかかったままの状態でケーブルを外す作業にとりかかります。ケーブルを外す手順は接続手順と逆の手順となります。
トラブル車に接続された黒いケーブルを取り外します。
救援車に接続された黒いケーブルを取り外します。
救援車に接続された赤いケーブルを取り外します。
トラブル車に接続された赤いケーブルを取り外します。
これで無事にバッテリー上がりから復活しました。ほっと一安心して救援車の持ち主にお礼を言うのを忘れないようにしましょう。救援車とはここでお別れです。その後、トラブルから復帰した車は20分くらいエンジンをかけっぱなしにしてバッテリーが安定するのを待ちます。